映画「万引き家族」の実際の相関図を教えてください。 樹木希林演じた

映画「万引き家族」の実際の相関図を教えてください。
樹木希林演じた老婆と、リリー・フランキー演じた男は本当の親子では無かったのでしょうか?
全員が血が繋がっていないと言う話もある のですが、そうであればどこで老婆と男は知り合い、暮らすようになるのでしょうか?そして、どういう関係なのでしょうか?
映画で見た限りでは、私にはわかりませんでした。
どなたか教えてください。
よろしくお願いいたします。



先にお断りを。
公開間もない、これだけの話題作・傑作なので、
以下この回答には、物語の核心部分に触れる
ネタバレが含まれます。
前知識や先入観無しで観た方が絶対に良い作品なので、
映画『万引き家族』を鑑賞していない閲覧者の方は、
見ないでスルーして下さい。
↓以下回答。
映画『万引き家族』は、解釈の幅をあえて
広く取れるようにしている作品なので、
質問者さんが映画から感じた
関係性が正しいとも言えます。
ただ、是枝監督自身が執筆された小説版では、
映画では(あえて)詳しくは語られなかった
設定などが確認できます。
結論を言うと、
「全員血が繋がっていない」
が正解。
初枝(樹木希林)と治(リリー・フランキー)は
本当の親子ではありません。
二人が知り合ったのはパチンコ店。
映画のワンシーンにもあったように、
他の客の出玉をかすめ取っていた初枝に
興味を持った「治」が声をかけ、
初枝の自宅を訪ねたことをきっかけに、
そこに居候をするようになった。
生活力のない男は初枝と疑似家族の契約を結び、
老婆の年金に頼って暮らすようになるのです。
信代(安藤サクラ)は自分が開いていたバーで
「治」と知り合っています。
暴力を振るわれていた自分の夫を
殺害してしまった過去があり、
「治」とは事実婚的な関係にあります。
ちなみに「治」「信代」という偽名は
それぞれ、音信不通になってしまった
初枝の実の息子とその嫁の名前です。
亜紀(松岡茉優)は初枝の元夫の孫娘。
元夫の葬儀の際に見かけた亜紀と、
バス停で偶然出会った初枝が、
一緒に暮らすことを提案したことで
疑似家族に加わります。
祥太(城桧吏)はパチンコ店の駐車場で、
自動車内に置き去りにされていたところを
(おそらく車上荒らしのついでに)
「治」「信代」に保護されて、
初枝の家に連れてこられた。
凛(佐々木みゆ)については……
さすがに映画を観ていれば、
わかると思うので割愛します。
偽名の多い作品なので、ややこしくなってしまってすみません。
小説版を読んでみて、同じ物語ではあるものの、
私にはやはり「映画」の方が断然優れた作品に感じられました。
映画では、大事なセリフの声が消されていたりするのですが、
全体に説明的な描写を極力省くことで、良い意味で観る側の
想像力を喚起させるような演出がなされています。
是枝監督自身も解釈が限定されることを好まないと思うので、
あくまでもご参考として受け取っていただければ幸いです。
覚え違いがあったら、ごめんなさい。
長文失礼いたしました。


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